とある双極性障害の生活保護受給者の買い物について

双極性障害の生活保護受給者の買い物

私は今のところ週1回の通院以外殆ど外に出ることはありません。頑張って週1回のその日に全エネルギーをため込んで、買い物を含め外仕事を終わらせるようにしています。1週間分の食料購入以外にも、市役所の福祉事務所に収入報告書などを書きに行くのも、なるべく金曜日に合わせるようにしています。

何かの手続きや、申請、お願いなど極端に苦手で、上手くいっているうちはまだいいのですが、上手くいかなくなってくるとパニックになったり癇癪起こしたり、自分でもうんざりな状況に陥るので、なるべく効率よくエネルギー(特に心のエネルギー)の使いどころを考えながら行動しています。パニックは癇癪よりまずいのが、エネルギー切れです。この状態になると動けなくなります・・・。自分の経験と勘に頼りながら、甘えにならない範囲内で生きています。この辺難しいですよね。

受給されたお金は、原則自由に使っていいと言われてます。

もちろん、無制限に好き勝手使っていいというわけではありません。自動車やバイク、過度な貴金属など資産になるようなものの購入やギャンブルや投資には使ってはいけないません。お酒やたばこも控えるようなことをケースワーカーから言われた気がします。幸い?私は酒もたばこも今は嗜まないので関係ないですが、一定のルールはありますが、その範囲内であれば自由に使っていいということです。

適正な買い物ができない・・・または判らない。

私が生活保護をいただいてから、2回だけ高額な買い物をさせてもらいました。自転車と、トイレの便座になります。それ以外はほぼ食費を含む生活費ですかね。ああ、インターネット代は娯楽に入りますね。そんな感じです。

私の通院する病院は距離で言うと片道7.5㎞往復15kmくらいあるところにあります。最初の1年間くらいはずっと徒歩で通院してきました。最初のころは体力が落ちまくっていたので情けない話ですが往復で5時間以上かかってました。最後のほうは行き1時間半、帰り2時間半の合計4時間歩いていました。

体力が若干ついてきたもの、若くない体にはダメージが多く大変でした。生活保護費の中から何かイレギュラーがあった時のためにと、少しずつ溜めていたお金で自転車を購入させていただくことにしました。ただ、最寄りの自転車屋さんに行くにしても徒歩なわけで、自分の体力を見ながらなかなか購入しに行くことが難しかったのを覚えています。

やっとの思いで自転車屋に赴き購入しようと思ったのですが、私の身分に合った相応の自転車とはいくらなんだ?というとろにぶち当たります・・・。事前にケースワーカーさんには自転車の購入は問題ない旨をきいていたのですが、自転車だってピンキリです。判断能力に乏しい自分にとっては死活問題で、雨が降り始めているのに茫然としていました。一番安い自転車ってどれだとか、中くらいのやつでもいいのか?そもそも中くらいって何ぞや?!とか自分の中でパニックです。分相応を延々と考えてました。

そのうち思考停止してしまって、自分では判断できなくなってしまい、店前にならんでる一番汎用的っぽくみえた自転車を選ぶことに。4万くらいになるかな、高いなぁって思ってたら、なんだかんだ申請代とか盗難ステッカーだっけいろいろかかって5万くらいかかった記憶があります・・・。これが正しい買い物であったのか、分不相応の買い物であったのか未だに答えを出せていません。ただ言えるのは、自転車を購入させていただいたことにより、体の絶望的な負担が改善され、文明の利器の凄さに感嘆し、購入させていただいたことに感謝の念でいっぱいでした。

そして、トイレの便座です。トイレの水漏れがあって、ずっとバケツで凌いでいたのですが、いよいよ水漏れの勢いが酷くなり、バケツだけでは対応できなくなってしまいました。水漏れも大変ですが、それに対応するためには、方々に助けを入れなければいけません。そしてその能力って私が著しく弱くなっている状態なんですよね。ケースワーカーに相談入れるにしてもその日は日曜日。どうにもならない状況です。

結局お手上げではあったのですが、なんとか気分の波のいい時間にインターネットからお問い合わせできるところを調べてきてもらました。第一関門突破したのはいいものの、来てくださった作業員さんの営業トークについていけない・・・。何を言っているか理解できない。何度か癇癪を起しそうになるギリギリの攻防の乗り越えた結果、修理は不可能なので、便座の交換をしてもうことになった。

ここでまた分相応の便座とは何ぞや?って話。そして出された見積もりの適正さの判断がついていない。ついていない自覚はあるんだよ。ああ、お年寄りが無理やりリフォームさせられるのってこんな気持ちなのかなぁ・・・。とか変な意味で冷静になったり、いやまてまて、お前生活保護なんだから便座なんていらなくね?とまで考え始める。

結果、現金(貯金)持ってたから言われるがままの便座に交換してもらった。もう考えるのも、人と接しているのも限界のへとへとで、逃げ出したかったのもある。そのお値段9万円・・・。もう何も言うまい。

後日ケースワーカーの対応

このお金の使い方が良いのか悪いのか判断つかなかったから、後日病院があった日に市役所に立ち寄り、ケースワーカーに確認を取りに行った。

何とも言えないような残念な顔をしながら「あ~~~~・・・」と言いながら、領収書と私を交互に眺める。この顔は絶対に忘れない。なんかこう残念を超えた〇〇な表情。多分私は選択・対応を間違ったのかなとも思う。でも何度考えてもどうしようもなかった。どうするのが正解だったのだろうね。

まぁ、購入した便座については、やりくりのなかで購入できなたら問題ないそう。違法性があったり、受給資格に影響があるものではないという意味で。なんでこんな買い物一つちゃんとできなくなってしまったのが・・・。思い返してるだけでも辛くなってくる(苦笑)ケースワーカーって、受給者の管理をする人であって、我々の助けになる人ではないんだよね。私の偏見かもしれないけど。担当者による差ももちろんあるんだけど。根本的に、私がケースワーカーに期待しすぎている部分が多いのかな。

自分がこんななので、いざって時のための余裕は取っておけるようにしていかなきゃと思ってる。無駄が省ければそれに越したことは無いけど、今の私にはそっちの方が無理そうだから。できる節制は続けていき、受給させていただいていることに感謝し慎ましやかに日々を過ごしていこうと思う。

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