生活保護を受ける手順(私が受けた手順)

最初に生活保護を受ける前の状況を説明しておきたいと思います。

元より体調を崩して心療内科に通院していましたが、改善が見込めず仕事ができない状態になってしまいました。無収入の状態が続いたため、節制はしていたものの貯金もわずかとなり医療費の捻出が困難になり通院を一旦やめて状況を凌ごうとします。当然のことながら通院をやめて状況が好転するわけもなく、資金も殆どなくなりどうにもならない状況になりました。途方に暮れどうしたものか考え抜いた結果、市役所に相談しに行くことにしました。

最初にしたこと

手荷物はお財布と自身と会社の通帳全部(普通の方は自分の通帳だけでOK)と年金手帳くらいかな、自己の状況を正確に伝えられる状態ではなかったのですが、とにかく市役所に向かいました。

市役所についたは良いものの、どこで話をしたらいいかわからず軽くパニックになってしまいました。なんか相談する場所そうなところに入って、一生懸命相談したい内容を話したら、福祉事務所の社会福祉課の人と話を付けて案内してもらいました。

二人の方が話を聞いてくれて、出来うる限り現状説明を行いました。その際、全ての通帳をした結果、私の認識外の残金が少し残ってました。そして結果から言うと、「残金があるうちは保護対象にはできないので、お金を使い切ってから来てください。」とのことで、需給を受けることが出来ませんでした。

2度目の相談

未認識だった若干の預金と、たまたま保守料金が10万ほどこの期間に入ったため、出来る限り節約をして、最初の相談から3か月後くらいに、2度目の相談をすることになります。お金を使い切ってからの塩梅がわからず、本当に泣きそうでした。実際、残金2~3千円とかだった気がします。

また2人と同じような話をさせていただいたのち、申請から審査まで結果がわかるまで14日くらいかかる旨を説明されました。審査の結果、落ちた場合のことばかり考えてしまっていましたね。今考えると未練がましいというかおこがましいような、そんな気持ちになったりしてます。自分が保護されるべき人間なのか常に悩んでいます。先生は権利だと言ってくれてますが、その価値が自分にあるのか考え続けてしまうんですよね。

食料はありますか?のような質問があったので。残金がわずかではあったのですが、その際「お米」は勝った後だったので、1か月くらいは餓死はないかなって状態だったので、そう伝えました。食料がなかった場合、現物支給やつなぎ資金貸付などが可能みたいです。

審査中に、自宅に訪問があり、その後申請が通り、生活保護を受けさせていただくことになりました。生活保護が決まった時は、ありがたくもあり申し訳なくもあり複雑な思いでいっぱいでしたが、「ああ、まだ生きていて良いのかな?」と少し気持ちが楽になったもの事実です。

その後

その後、心療内科への受診を許諾いただき、通院を再開させていただくことになります。但し生活保護を受けるためには、自動車は処分しなくてはならないので、片道7.5km往復15kmを徒歩で通院することになり、弱った体に奮い立たせ通院しました。

最初のころは1度通うと往復5時間くらい歩いて筋肉痛などで3~4日寝込むほどでした。とても辛かったですが、自分に対する罰のような気もしつつ、週に1回通わせてもらってます。ケースワーカーからは転院も打診されましたが、とにかく自己の状況説明が苦痛なのと、主治医の先生への信頼もあったので、転院は考えられませんでした。しばらくの間、徒歩通院は続きますが、現在は自転車を購入させていただきました。文明の力は凄いです。

最後に(スムーズに申請を通すには)

当たり前のようだけど、一番大切なのは、「絶対嘘をつかない」「正直に困っている事実を伝える」これに尽きるんだろうなと思います。不正受給が叫ばれる昨今、審査は厳正に行っているなという印象を私は感じました。担当されている方々は大変なご苦労を重ねているんだろうなと思います。

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