障害者年金と違って、障害者手帳の取得は比較的躓きがなかったように思えます。
生活保護申請が通った後、精神科への受診が認められ再開してしばらくした後、福祉課のケースワーカーさんより、障碍者手帳の取得をするように言われました。手帳があれば様々なサービスを受けられるようになるので取得してくださいとのこと。その際、医師の診断書が必要ですが、領収書を提出すれば3,000円までなら支給されると言われました。後にちゃんと3,000円現金で支給されました。
当時申請時、一人で話が進められなく、ケースワーカーさんに担当者さんに説明してくれて書類作成を進めた記憶が残っています。今考えると、流石にそのころに比べたらましになってきてるのかな?(苦笑)ん~そうでもないか・・・。同じように何かを新規申請をしようと考えてみただけで、ぞわっというか、凄い悪寒というか不快感に襲われたので・・・ダメかもしれません。
当時市役所に伺うにしても、全て徒歩で、体力が落ち切った私にとっては、相当な決意をもって望む一大イベントだったのですが、診断書が揃ったので頑張って申請にいったら、なんと顔写真が必要だと後から言われて絶望に打ちひしがれました。
近隣に写真取れる場所ないか受付の人に聞いてみたのですが、説明を理解できなかったのと体力的に既に限界だったことを踏まえ、泣く泣く帰宅したのを覚えてます。あれ?躓きまくってないかこれ・・・w
徒歩での外出に、精神的肉体的に限りがあり、どうしたものか悩んでいたのですが、通院路にあるスーパー隣の薬局前に、証明写真機が設置してあるのを見つけ、何とか写真を手に入れ、再度申請に行くことが出来ました。証明写真機の操作すらおぼつかない状態で、一一時間がかかる自分を情けなく思いながらも必死に格闘してなんとか撮影しました。
そしていよいよ障害手帳が発行され、どんなサービスが受けられるのだろうと思ったのですが、結果からすると、私に適した(欲した)サービスは残念ながらありませんでした。
障害福祉課にいって、現在困っている内容を色々説明したのですが、私のできないことに対しての援助はなく、自分でやれと・・・。そういうことでした。仕方ないですね。バスの利用が安くなるようなことも書いてあり、徒歩の私にとっていざというときには画期的なサービスともとれたのですが・・・。
まず、路線を調べられない。バスの乗り方がわからない。精算時に手帳を提示して安く乗ろうとできない。の3連パンチを食らって「あ、これだめなやつだ」で終了しました・・・。
もちろん障害手帳を有効活用し、生活が少しでも豊かになる方はいるんだと思いますが、私にとっては得るものがありませんでした。残念。
そうそう、障害手帳を持っているからと言って、障害年金を受給できるかは別物で、別途違った審査が必要なんだそうです。なぜ審査が分かれているかの利便性は私には判りませんが、そういうことらしいです。それを知った時、やっぱり私は手帳を有効活用できないなぁと苦い思いをしたのは思い出です。